【改正後】経営・管理ビザ更新の許可事例

9月の末に、業務提携をしている会社さまと共同で進める形で受任し、無事に許可を得た改正後の経営・管理ビザの更新案件。
10/16に施行された改正省令での基準を踏まえて、どのように審査されるのかが見えない不安の中での案件でした。

元々は、本国でデザイナー業として数多くの実績がある100%健全な会社で、日本でのビジネス拡大をすべく取得された経営管理ビザ。
今回は、その1回目の更新でしたが、本国でのビジネスが忙しく、日本での動きが少ない状況でした。
決算書の売り上げも海外売上のみでしたので、実体の部分を如何に立証してアピールしていくか…というところが、最大のテーマだったと思います。

ただ、個人的には、最近の厳しい審査傾向を考えると、(更新なので)従来の基準で審査されたとしても微妙かな…と感じていたので、その旨をお伝えした上でお受けしました。
具体例の記載は避けますが、本国での大がかりな案件実績に匹敵するような日本での案件や、業務提携が決まっているようでしたので、それの契約書なども含め、見込まれる数字の根拠などを提示して“今期は事業が動き出し拡大する”ということを、資料の中で可能な限りアピールすることに。

正直、今回ばかりは不許可かなと思っていたところ、結果的には申請から半月ほどで許可の連絡がきまして、お客様にも凄く喜んで頂きましたし、本当に嬉しい知らせでした!!
ただ、審査完了のメールとは別に、“今後3年以内には新しい基準に適合させる必要がある”という新基準適応への念押しのようなメールも来ました。
そのメールの中に、こちらのような「お知らせ」のリンクもありました。

経営・管理ビザの新規取得は、かなりハードルが上がりましたから、今後は申請自体が減っていくのかなと。
そして、既に経営・管理ビザで活動している方々にとっては、3年以内に資本金を3,000万円レベルにしていかなければいけませんから、更新許可を得ても安心は出来ず、ビジネス拡大の施策に迫られることになります。
これまでに依頼を下さったお客様からも、この施策について相談を受けることがありますが、皆さま“日本で立ち上げた会社を存続させたい!”と奮闘されています。
適法なビジネスで頑張っていらっしゃる方々の力にはなりたいので、行政書士としてお手伝い出来ることは、引き続き協力していきたいです。

ビザ申請・帰化申請なら、在留資格の専門家・かばしま行政書士事務所にお任せ下さい!!
弊所では法改正や最新の審査傾向を常にチェックしながら、申請の成功率向上を目指し、迅速且つ確実な申請サポートを提供します。

樺島 誠二 / プロフィール

かばしま行政書士事務所
かばしま行政書士事務所申請取次行政書士・樺島 誠二(第24091486号)
【行政書士✕プロドラマー】
神奈川の二刀流行政書士・樺島 誠二です。
ビザ申請、帰化申請等の国際業務や、民泊申請をメインに、開業2年目ながら、既に多くの案件を受任。
迅速且つ確実な申請サポートを提供します。
また、沢木優の名義でプロドラマーとしても活動中(Pearl Drums、Vic Firth社のモニターアーティスト)です。
2002年にメジャーデビュー後、レコーディングやライヴのサポート、ドラム講師など…数々のドラム仕事を経験。
2024年3月には、New Yorkブロードウェイミュージカル「WITHOUT YOU」来日公演にてツアードラマーを務めました。