帰化申請の初回相談で用意するものは?

帰化申請については、幾つかの課程があります。
また、現在は申請希望者が多く、申請から審査結果が出るまで1年ほど待つことになります。
申請の大まかな流れは、下記のようになります。

■帰化申請の流れ
1.住所地を管轄する法務局で、申請前の初回相談
※行政書士の同行・同席が可能

2.申請に必要な書類の収集

3.提出書類の作成、点検

4.法務局、地方法務局又はその支局に申請

5.書類審査及び調査開始

6.審査面接
※必要があれば、追加提出書類指示や補完
※行政書士の同席は不可

7.法務大臣(法務省民事局)へ進達

8.法務大臣決済

■初回相談について
帰化申請をする前に必要なのが、上記の1にある“法務局での初回相談”
ここで、簡単な面談を行い、申請へ進めるか否かの判断をして頂きます。
申請へ進めると判断されたら、それぞれの申請人に必要な書類のリスト等を貰い、申請手続きの説明も受けます。
また、この相談でのやり取りを通して、日本語力もチェックされます
ですから、ここでスムーズな会話が出来れていれば、後日の日本語力テスト等が免除される場合がありますが、やり取りの中で日本語力が不十分だと判断された場合は、後にテストが実施されることになります。
あくまで初回相談は審査ではなく、本格的な申請への要件が満たされているかの確認がメインです。

■初回相談はどうやって決める?
初回相談は、住所地を管轄する法務局へ、電話にて予約を入れます。
最近は、大よそ3~4ヶ月待ちになっています。
ちなみに、私のお客様で(2024年)12月にこの初回相談に立ち合いましたが、私が予約の電話をしたのが7月でした。
この7月の時点での最短が12月でしたので、実に4ヶ月待ちです。

■初回相談に持参する書類
最低限のものとして、初回相談へは下記の書類を用意します。
申請に必要な書類は、この時に教えて貰えます。
・申請人の身分証明書類の写し
・特別永住者証明書又は在留カード
・新旧パスポート
・運転免許証
・源泉徴収票や給与明細

■実際に初回相談へ行った際の書類
私のお客様で帰化申請をされる方ですが、初回相談に行った際には、上記の書類にプラスして、下記の書類を用意されていました。
・申請人の情報(家族の内情や職業など)
・申請人の家族構成の略図など
・帰化相談質問票
・申請人の履歴書
・日本語能力試験証明書の写し
・仕事の実績を証明する資料
・Googleマップ自宅写真
・Googleマップ自宅周辺地図

初回相談時に、ここまでの書類を揃えなくても大丈夫ですが、法務局側の声としては、“多くの書類が揃うほど良いですね…”ということでしたので、高評価の材料になると思います。
あくまで取得出来る範囲で結構ですので、準備出来るものは揃えてもいいかと思います。

かばしま行政書士事務所では、“帰化申請”についてのサポートを承ります。
既に受任もしておりますので、お気軽にご相談下さい!!

樺島 誠二 / プロフィール

かばしま行政書士事務所
かばしま行政書士事務所申請取次行政書士・樺島 誠二(第24091486号)
【行政書士✕プロドラマー】
神奈川の二刀流行政書士・樺島 誠二です。
ビザ申請、帰化申請等の国際業務や、民泊申請をメインに、開業2年目ながら、既に多くの案件を受任。
迅速且つ確実な申請サポートを提供します。
また、沢木優の名義でプロドラマーとしても活動中(Pearl Drums、Vic Firth社のモニターアーティスト)です。
2002年にメジャーデビュー後、レコーディングやライヴのサポート、ドラム講師など…数々のドラム仕事を経験。
2024年3月には、New Yorkブロードウェイミュージカル「WITHOUT YOU」来日公演にてツアードラマーを務めました。