家族滞在ビザ申請時の“理由書”について

今回は、在留資格認定証明書交付申請で、提出する“理由書”について。
業務で実際に関わった事例から、家族滞在ビザ申請時の理由書について書いていきます。
理由書は、出入国在留管理庁のホームページにある申請時の必要書類一覧には、記載がありません。
しかし、必要書類リストになくても、必要な書類というのがあり、その1つがこの理由書です。
しかも、けっこう重要だったりします!

■理由書に書く内容とは?
家族滞在の申請で、例えば本国からお子さんを呼び寄せるケースでの理由書にはどのようなことを書くのでしょう?
基本的に理由書は、決まったフォーマットもなく自由に書けます。
この場合の内容の大きなポイントは、下記のようなものがあります。
文章の長さや、上手い・下手はあまり関係ありません。
如何にして、読み手に伝わるように、分かりやすく書くことが出来るかが重要です。

1.子供を呼び寄せるに至った経緯や理由、その必要性を説明します。

2.扶養者として、日本でも申請者(この場合は子供)を扶養する経済力が十分であること。

3.これまで、子供(連れ子)をどのようにして扶養してきたかの説明
もし、扶養者の収入が十分でない場合でも、子供との結びつきが強さなど関係性をアピールすることで、好印象になる場合もあります。
離れて生活していた間も、金銭的なサポートだけでなく、精神的なサポートもきちんと継続されていたのかがチェックされると思います。

■親子が長い期間で離れて生活していた場合
何らかの事情で数年に渡り、離れ離れで生活していた場合は、その間の親子の交流が継続していることを証明出来るものを提出します。
例えば、親子で写っている写真で、子供が成長していく様子がわかる写真が数枚あれば用意します。
また、本国まで子供に会いに行ったことがあれば、その渡航履歴としてパスポートのコピー等とまとめておくのも1つの方法です。
出入国の歴表は、出入国在留管理局で調べればわかるものの、敢えて申請者から自発的に提出することに意味があり、審査の上での印象も良くなるかと思います。

かばしま行政書士事務所では、理由書についてのアドバイスもお受けする申請業務内容に含んでおります。
私自身、現在も音楽系サイトにて連載コラムを担当しておりますが、様々な記事を書くWebライターの経験もあることから、この理由書はもちろん、帰化申請での動機書等に於いても、お役に立てる的確なアドバイスをさせて頂きます。
あくまで、文章を作るのはお客様ですが、より“読み手に響く理由書”にすべくサポートしますので、是非!ご相談下さい。