在留資格“報道”とは?

今回は、在留資格“報道”について書いていきます。
報道ビザは、主に外国人ジャーナリスト等に付与される在留資格です。
具体的には、外国のテレビ局や新聞社、通信社等から派遣された記者やカメラマン等です。
■報道ビザで許可される職種とは
報道ビザで許可される職種は、新聞や雑誌の記者、報道カメラマン、編集者、ディレクター、アナウンサー、レポーター、ライター等です。
あくまで、外国の“報道機関”からの特派員等が対象となります。
ここで言う“外国の報道機関”とは、外国に本社のある報道機関を指します。
基本的には、派遣される外国人は、外国の報道機関と雇用契約にあることが想定されますが、外国の報道機関と委任や委託契約に基いての活動の場合は、フリーランスの記者でも認められます。
■報道ビザの注意点
報道ビザでは、報道のための取材活動や、それに伴う撮影、記事の執筆、画像編集等が可能です。
しかし、注意すべき点は、“報道に関する活動”であるということ。
よって、娯楽番組や娯楽記事の執筆に関する取材活動は認められません。
また、外国人記者が短期間の来日で報道上の活動を行う場合は、中長期の在留資格である“報道ビザ”ではなく、“短期滞在ビザ”になります。
報道ビザは、中長期の滞在用の就労ビザになりますので、日本にある程度の期間で滞在して報酬を得る場合に取得出来る在留資格です。