在留期間のカウント方法は?

今回は、意外と迷いがちな在留資格の期限のカウントについて、シンプルに解説します。

■初日不算入の原則
例えば、1年の在留カードの場合は…
許可日が2024年7月1日の場合、在留期限は、2025年7月1日までとなります。
しかし、私たちの普段の感覚からすると、2024年7月1日から1年というのは、2025年6月30日まで…というのが、“1年”のカウントですよね。
しかし、行政に於いては“初日不算入の原則”というものが採用されており、在留期間のカウントについても初日はカウントせず、やはりこの“初日不算入の原則”がとられています。

■在留期間更新許可申請の場合のカウント方法
在留期間更新許可申請に於いては、お手持ちの在留カードに記載されている在留期限の3ヶ月前から申請が可能です。
申請が許可された場合の話しですが、通常ですと3ヶ月前に更新申請をされた場合は、現状の在留期限満了までに、更新申請の許可がされるかと思います。
その場合、ビザの更新申請が許可された日から、新たな在留期間のカウントしてしまうと、満了日のギリギリに更新申請をして許可を得た人より、在留期間が短くなり、不公平が生じてしまいます。
ですので、在留期間更新許可申請に於いては、在留期限より前に更新が許可された場合でも、更新前の在留期間満了日の翌日からカウントされます。

■在留資格変更許可申請の場合のカウント方法
次に、在留資格変更許可申請に於いては、たとえ従来の在留資格の満了日よりも前に在留資格の変更が許可されても、新しい在留資格を得た…つまり在留資格変更の許可日の翌日からカウントされます。
この場合は、新しい在留資格になるわけですから、ある意味当然の話しでもありますね。
もちろん、ここでも“初日不算入の原則”がとられています。