古物商許可申請での実務レポ①

今回は、昨年の11月に法人さまから受任し、今年の1月に申請⇒3月に許可が出た、古物商許可申請について、実務レポ的な感じで書いていきます。

■申請の段取り
まずは、主たる営業所の所在地を管轄する警察署(防犯係)に電話して、申請に必要な書類などを確認しつつ、申請の日取りを予約します。
いきなりアポなしで行くのは、門前払いの可能性もあります。
また、担当の方が外で出ていらっしゃるケースも多いので、確実に手続きをするためにも、事前の予約は必須かと思います。

当日になったら、必要書類一式を提出します。
そして、警察署内の会計係窓口で、手数料19,000円を納入します。
書類に不備がなければ受理されて、あとは連絡待ちになります。
初歩的な話しですが、申請者に代行して書類を提出する場合は、必ず委任状も用意します。
自分の場合は、この席で担当の方に名刺をお渡しして、ご挨拶なども。
この後に、追加の申請があったのですが、担当の方がこの時の会話を覚えて下さっていて、2回目以降はかなり打ち解けて、コミュニケーションがスムーズになりました。

■審査の期間と結果
申請書類が受理されてから、結果が出るまでの期間は大よそ40日程度とされています。
この40日には、土日祝は含まれないため、実質的には2ヶ月程になると思いますが、この時は、40日よりは少し早く結果が出たと思います。
審査が終わると、担当の方から連絡を頂けますので、許可証の受け取り日を予約して、再度警察署へ行きます。
そして、許可証と事業開始の手引きのような冊子を受け取り、更には事業者向けの講習会の案内なども頂き、それらをお客様にお渡しして、任務完了!となります。

■古物商許可の申請に必要な書類
●個人の場合
・略歴書
※本人と営業所の管理者のものが必要です
・本籍(外国人の方は国籍等)が記載された住民票の写し
※本人と営業所の管理者のものが必要です
・誓約書
※本人と営業所の管理者のものが必要です
・身分証明書
※本人と営業所の管理者のものが必要です
・URLの使用権限があることを疎明する資料
※インターネットを使って取引をする場合に必要です
・委任状
※申請手続きを代行させて頂く場合、委任状が必要です

●法人の場合
・法人の定款
・法人の登記事項証明書
・略歴書
※役員全員と営業所の管理者のものが必要です
・本籍(外国人の方は国籍等)が記載された住民票の写し
※役員全員と営業所の管理者のものが必要です
・誓約書
※役員全員と営業所の管理者のものが必要です
・身分証明書
※役員全員と営業所の管理者のものが必要です
・URLの使用権限があることを疎明する資料
※インターネットを使って取引をする場合に必要です
・委任状
※申請手続きを代行させて頂く場合、委任状が必要です

かばしま行政書士事務所では、古物商許可申請についてのサポートも承ります。
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