ワーキングホリデーと就労ビザの違い

今回は、ワーキングホリデーと就労ビザを比較した際の、3つの大きな違いについて書いていきます。

■年齢制限の有無
両者の大きな違いは、“年齢制限の有無”でしょう。
就労ビザでは、60歳以上になると許可の取得が難しくなる傾向にあります。
とは言っても、明確に何歳まで…という決まりはないので、制度上の年齢制限はありません。
対して、ワーキングホリデーの場合は、一部の国を除いて18歳~30歳という年齢制限があります。

■在留期間の有無
就労ビザでは、基本的に日本で就労していれば在留することが出来ます。
そして、期限ごとに更新をすれば、引き続き在留することが出来ますので、この更新を続ける限り、日本に在留可能となります。
対して、ワーキングホリデーの場合は、日本に滞在できる期間は最長で“1年”となっています。
その後の延長や更新は認められていないため、ワーキングホリデーの終了と共に、原則として帰国しなければなりません。

■在留の目的
最後は、両者の在留目的です。
これに関しては、在留に対する考えの個人差はあるものの、一般的な就労ビザの目的は、自身の専門的なスキルや経験を活かして日本で就労することではないでしょうか。
対して、ワーキングホリデーの場合は、休暇等を利用して働きながら日本の文化に触れることで、日本を知ることではないかと思います。
将来的に、就労ビザの取得を視野に入れて、ワーキングホリデーで来日する方もいますが、まずは日本という国を知りたい…という志向の方々が多いのかと思います。